ロッテ中村奨吾内野手(31)が、新ポジションの準備を着々と進めている。

19日、沖縄で行っている自主トレを公開し、オンラインで対応。昨季は二塁手としてゴールデングラブ賞を受賞したが、今季は吉井監督の内野シャッフル構想により三塁に挑戦する予定で、現在は二塁と並行して練習中だ。三塁での出場となれば17年以来。「若い時やってた時はやっぱり難しくて、レギュラーを取りきれてないっていうところもあった。慣れてないポジションをやるので、負担は多いと思う」と話しながらも、ポケットが深い三塁用のグラブを新調。「自分の野球観も広がると思いますし、引き出しも増えていけばいい。前向きにやっていきたい」と、精力的に練習に励んでいる。

一方で強く意識するのは打撃面だ。昨季はチームトップの137試合に出場したが、打率は2割2分と課題が残った。「体が疲れてきても、しっかり下半身を使って打っていけるように。左中間、右中間に強い、伸びる打球を打てるように」と基礎練習から見直し、練習量も増やしている。

今季10年目を迎える名手が掲げる目標は「キャリアハイ」。自らの成績をアップさせ、チームをリーグ優勝、日本一へ導く覚悟だ。【星夏穂】

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