巨人岡本和真内野手(27)が指揮官の言葉に、自戒を込めて反応した。阿部監督から「みんながキャプテンでいてほしい」と全選手にリーダーシップを求められた。2年連続の主将を務め、左胸に「C」マークを刻む大黒柱は「僕が(主将としての)気持ちが足りてないってことなので。僕が一番やらなあかんやつですよ、それ」と発奮。キャプテンシーを口にした。

役割は明確だ。チーム事情もあって、今季から本格的に定位置を一塁へ移す。2度のゴールデン・グラブ賞に輝いた三塁へのこだわりは胸にしまい「僕らは言われたところでやるだけですし、僕がやるのはバッティングなので。ポジションはどこでも良いかなっていう感じ」とバットで勝利をもたらす。

キャンプイン前日の宮崎神宮参拝もあいにくの雨。それでも傘を片手に「明日は晴れてくれればいいなと思います」と何食わぬ顔でドッシリ構えた。主将1年目の昨季は3度目の本塁打王獲得も、チームはBクラス。「1日1日無駄なく後悔しないように。周りも見ていけたら」。チームの4番としても、キャプテンとしても存在感を光らせる。【黒須亮】

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