楽天の春季キャンプが1日、沖縄・金武町でスタートした。野手キャプテンを務める浅村栄斗内野手（33）は、今季から三塁へコンバート。昨季までは二塁が主戦場だったが、打撃に専念させたいという今江敏晃監督（40）の意向で、新ポジションに挑戦している。キャンプ期間を通して、守備練習では数をこなし、複数あるグラブの候補から“新たな相棒”を探すつもりだ。
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“サード浅村”が本格始動した。この日の守備練習では、サングラス姿で新たな定位置の三塁に就き、軽快にゴロをさばいた。「やる以上は、しっかりやらないといけないと思う。中途半端な気持ちでやるつもりはない。しっかりいい練習をして、いいキャンプにしたい」。量をこなし、三塁経験者の渡辺直人ヘッドコーチ（43）に話を聞くなどレベルアップを図る。
チームの絶対的主砲だ。昨季は143試合に出場し、打率2割7分4厘、26本塁打、78打点をマーク。2度目の本塁打王とベストナインにも輝いた。これまでは二塁が主戦場も、今江監督の「より打撃に集中してほしい」という意向もあり、今季からは三塁に挑戦することになった。
それに伴い、相棒も変わる。二塁手用よりもポケットが深い3つのグラブを用意。「今までセカンドで使っていたやつとは全然違うので、それに慣れないといけないし、しっかり数多く捕って、自分に合ったグラブを選んでいきたい」。キャンプ期間中に最適解を見つけ出す。
トップとしての自覚も十分だ。昨季の主将に続き、今季は野手キャプテンに就任。同学年で投手キャプテンの則本昂大投手（33）とともにチームをけん引する。「毎年キャンプが始まって、ユニホームを着るときに、（リーダーとしての）そういう感じはあるので、しっかりやりたいなと思います」。リーダー＆主砲の大役を担う浅村が、今年もチームの中心にどっしりと座る。【山田愛斗】
