ドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が躍動した。父博文さんが現役時代にプレーしたヤクルトとの練習試合に「1番右翼」で先発。両親がスタンドから見守る中、初対戦初打席の初球、内角141キロ直球を見逃し、内角カットボールにファウルで2球で追い込まれた。

それでも続けた内角カットボールに反応。うまくバットを合わせて一、二塁間へはじき返した。ヤクルト山田が追いつくもグラブをはじく内野安打でチームに勢いをもたらした。

2回2死一、三塁の2打席目にはカウント1-1からの内角高め141キロ直球にうまく腕をたたんで右前への適時打とした。2打数2安打1打点で2回の守備から早々にベンチに退いた。

対戦相手となったヤクルト小川は父博文さんと「広報と選手」の間柄で、プロ入り前から知る仲。「とても優しかったですし、本当に練習熱心で素晴らしい選手と認識している。そういった方と打席で戦うことができたら、自分も出せるものを出して頑張りたいと思います」と対戦を心待ちにしていた。