中日の開幕投手が柳裕也投手(29)に決まった。チームは21日、バンテリンドームで全体練習で調整。練習後に立浪和義監督(54)が「ここまで順調に来たので、柳で開幕もいきます」と報道陣に公表した。

柳は、21年に最優秀防御率、最多奪三振などのタイトルを獲得し、昨季まで3年連続で規定投球回をクリアしてきた。大野雄、小笠原らが開幕投手を務めてきたこともあり、8年目で初の大役を務めることになった。開幕投手を告げたときの表情を指揮官は、「本人は意気込んでいた。キャンプから開幕投手をやりたいってずっと言ってきた。締まった顔をしていた」と右腕の様子を振り返った。

開幕右腕は、昨季は防御率2・44ながら、4勝11敗と大きく負け越している。「昨年はちょっと柳の勝ちをつけられなかった。なんとか勝ちをつけてあげられるように野手も奮起しないといけない。大変な緊張感だと思うが、託したい」。最下位からの反攻を掲げる指揮官は、今季の先発陣の軸としての期待の言葉を贈った。

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