4年目で初の開幕投手となる楽天早川隆久投手がパドレス松井裕樹投手から学んだのは、心構えだけではなかった。

オープン戦ラスト登板の巨人戦は、5回2死まで投げ2安打1失点。14アウト中、9個を三振で奪った。「投げたいボールを投げられた。悪いところも出たんで、良かった」と収穫は多かった。

前日の練習後、松井のメジャーデビュー戦から「緊張OK」を学んだことを語った。そして、この日。初回に丸をフォークで空振り三振。今年から取り組む新球について、渡米前の松井と語り合っていた。「裕樹さんが最初の登板でフォークで空振り三振とったのを見て、イメージが湧きやすかった。大谷さんの初球もフォークでタイミングをずらせた」。松井は20日にドジャース・ヘルナンデスを空振り三振。21日には大谷を右飛。その投球からフォークの使い方を確認できた。新たな武器を手に、大役を全うする準備はできた。

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