西武は24日、育成のブランドン内野手(25)と、支配下契約を結んだと発表した。

東農大北海道オホーツクから20年ドラフト6位で入団。1年目には32試合に出場し、打率2割4分7厘、3本塁打を放った。しかし内転筋痛などのケガもあり2年目から1軍の出場はなく、昨オフに戦力外通告を受け育成選手として再契約していた。「今年の春季キャンプでA班(1軍)と言われた時から、開幕1軍をずっと意識していました。目標としていたことなのでうれしいです。育成選手として再契約した時は、絶対に支配下に戻ろうと思っていたので、それが開幕と同時に実現できたことで今シーズンはいいスタートが切れると思います」とコメント。背番号は「66」に決まった。

この日はヤクルトとのオープン戦(ベルーナドーム)に6番三塁で先発。2回1死一塁で、左中間を破る適時二塁打を放ち先制点をもたらした。7回先頭では右前打で2安打1打点。オープン戦出場11試合で24打数8安打4打点、打率3割3分3厘と結果を残し、支配下復帰を決めた。

渡辺久信GM(58)は「オープン戦でもしっかり結果を出していましたし、新たなスタートとして、我々も貴重な戦力としてみています。また新たな気持ちでレギュラーを目指してほしいと思いますし、我々も期待しています。前回の背番号49は、彼にとってはいい番号ではなかったので、気持ちも新たに66にしました」とコメントした。

開幕直前に吉報を受け取ったブランドンは「あらためて気を引き締めて、ケガなく健康第一で、開幕スタメンを次の目標にしたいと思います」と気持ちを高めた。

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