中日が12年ぶりの3試合連続完封勝ちで、2年ぶりに貯金を2とした。立浪和義監督(54)は「ねえ、そんなことあるんですね」と1点を守り切った投手陣をねぎらった。

最大のピンチは8回だった。2番手で登板した勝野昌慶投手(26)が1死一塁から代打・松山に左翼線へ運ばれる。だが、この二塁打で本塁に突入した代走の羽月を左翼・細川成也(25)-高橋周平(30)の中継プレーで、間一髪で仕留めた。なおも2死二塁とピンチは続き、投入した3番手の斎藤綱記投手(27)が安打と四球で満塁。だが、小園を空振り三振に仕留めて無失点で乗り切ると、9回をライデル・マルティネス投手(27)が締めた。

4日の巨人戦(バンテリンドーム)から続く連続イニング無失点を「33」に伸ばした。「本当は勝野で行ければよかったが、広島はいい左打者が多い。斎藤にも用意してもらっていた。よく頑張ってくれました」と指揮官。9日からは0・5差に迫った首位DeNAと敵地・横浜で2連戦。「二塁に田中が入っていることも1つのポイント。最少失点に抑えないといけない」。ようやく形が見え始めた投手を含めた守り勝つ野球を、首位チーム相手に推し進める。

▽中日宇佐見(5回、決勝の適時二塁打)「打ったボールはストレートです。メヒア! バモス!」

▽中日斎藤(8回2死満塁のピンチで小園を三振)「なんとしてもゼロで帰ろうと思った。先発も中継ぎもみんな締まっている。波に乗っていこうという感じです」

【関連記事】中日ニュース一覧>>