頼れる男が帰ってきた。右脇腹痛で9月14日から離脱していた巨人吉川尚輝内野手(30)が6日、社会人・SUBARUとの練習試合で実戦復帰。9月10日広島戦(東京ドーム)以来の打席に「約1カ月ぶり。振れたんで、思い切って。そこは良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
この日は「8番二塁」でスタメン出場。2回の第1打席、4回の第2打席はともに二ゴロ。5回の第3打席は右飛、8回の最終打席は空振り三振に倒れた。4打数無安打も「今日はしっかり振れた。なかなか難しいんですけど、打つのって。まだ調整できる期間がある。しっかりやっていきたいなと思います」と収穫だけを強調した。
不動の二塁手は守備で魅せた。5回2死、二遊間への打球をダイビングキャッチ。一塁は惜しくもセーフになったが、軽快な動きを披露した。阿部監督も「まったく問題なさそうなので、守りの時間を長くしたり、打席も多くした。(CSに)なんとか間に合いそうだなと思います」とうなずいた。
今年は挑戦者としてCSファーストステージ(横浜)に挑む。吉川は「去年とは立場が優勝と逆ですけど、やるしかないと思ってるんで、チーム全員が一丸となって頑張っていきたい」。昨年のCSは9月下旬に負傷した左脇腹が癒えず、ベンチ裏で戦況を見つめるしかなかった。今年は違う。下克上へ、大きなピースが加わった。【山本佳央】



