西武の本拠地ベルーナドームに思わぬ“お客様”が現れた。

午後1時試合開始を前に、DeNA2軍の打撃練習が終わったばかりのベルーナドーム。三塁側スタンドに突然、ネコが出現した。茶色の雑種とみられるネコは器用にスルスルッとグラウンド方面へ向かうと、西武ナインが普段使う三塁側ベンチの上で。この時点で「なんだなんだ」と西武2軍で鍛え抜く若獅子たちもわらわらと集まった。

ネコはベンチ入り口の隅まで歩くと、行き止まりを悟ったか、額を壁に当てて全く動かず。村田、斎藤大、福尾らが「自然豊か」「すごい」とつぶやく中で、松下建太ファームチーフマネジャー(39)が救出作戦に。「へばりついちゃってる」と作戦はやや難航したが、そこは松下マネジャーが優しく優しく「なでなで」を重ねて警戒心を解き、ようやく救出に成功。選手たちは拍手とともに「うわ~っ」と笑顔が花開いた。

球団関係者によると「選手ロッカーに入ってきたことはありますが、グラウンドは記憶にありません」というご訪問。「僕、動物大好きなんですよ」と松下マネジャーもにっこりで抱きかかえると「横田、この子、若獅子寮で飼う?」とドラフト5位ルーキーに提案するなど和やかな空気。さしずめ、球場のネーミングライツを持つ「ベルーナ」のゆるキャラ「べるーにゃ」のリアルご訪問といったところか。ネコはその後、自然豊かな球場外へと戻されたとみられる。【金子真仁】