獣神サンダーライガーが、デビュー30周年記念試合を鈴木みのるに汚され激怒した。来年1月の新日本東京ドーム大会で引退するライガーは、鈴木みのる率いる鈴木軍と6人タッグで対戦。

試合前に鈴木から「前に言ってたよな。2年ぐらい時間をよこせって。いつまで待たせるんだよ。それとも何か、体力が衰えて怖いから、あなたとできませんってか。どうするんだ」と02年の因縁を持ち出し、挑発された。さらに「30周年のプレゼントを持ってきた」と総合格闘技で使うオープンフィンガーグローブを渡されると、いきなり乱闘が始まった。

場外戦が多く、決着がついたあとも、リング上でパイプイスを持って殴り合った。ライガーは「ここはプロレスの聖地。ケンカをやりたかったらプロレスのリングに上がるな」と、鈴木への怒りが収まらなかった。引退を控えて、因縁の相手との対戦の機運も高まり、この日ライガーと組んだ田口隆祐は「ライガーさんが鈴木と一騎打ちするのに、トレーニングパートナーがいないのであれば、田口ジャパンが総力を挙げてサポートします」と援護射撃を買って出た。