プロボクシング元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(45=米国)が、総合格闘家の朝倉未来(みくる、30)に格の違いを見せつけた。パンチのみのスタンディングバウト3分3ラウンドのエキシビションで対戦。2回終了間際に右ストレート1発でダウンを奪い、TKO勝ちした。
メイウェザーの主な一問一答は次の通り。
-試合を終えて
大成功のイベント。たくさんのお客さんが楽しんでくれたのでは。俺にとってこれは呼吸するようなもの。対戦相手がいくつかパンチを当てたことでより楽しいものになった。「フロイド・メイウェザー」を少しでも肌で感じてもらえて満足している。全ての皆様にお礼を言いたいと思います。
-パンチを当てられたが
これはエキシビション。全然気にしていない。一発もらったから気にするというようなことはない。世界トップのパンチをもらってきているので全然何てことはありません。
-朝倉について
彼には誇りに思う。お客さんを盛り上げることに貢献してくれた。人々が求められていることができた。そして2人とも楽しめた。2回フルでできたのでよかった。戦いに来たという覚悟が伝わってきた。(朝倉が)1発もらってからも、戦いに来たのでそこは評価できる。
-試合内容は
本当は2週間前に来日して時差に対応したりとかしたかったが、うまくいかなかった。今日も実は3時間くらいしか寝ていない。体の動きは悪かったが言い訳はしません。
-ダウンを奪った右ストレート
決めに行ったという感覚はない。何が起こるかわからないのが格闘技。日本の友人に「1回は引っ張って、2回にKOしてほしい」というリクエストをもらっていたのでそれに応えました。
-今後は
今集中しているのは11月にドバイでやるユーチューバーとの戦い。毎日私のチームにはオファーの電話が鳴りやみません。自分1人ではなしえない。優秀なスタッフに感謝したい。
-朝倉のボクシングスキルは
昔から始めていたらボクシングでもいいところまでいけたのではないか。「ずっと前から始めていたら」という前提ですが、向かってくる気持ちを持っていたので、ある程度のところまで行けたと思う。
-真剣になったか
何のために真剣になる必要があるのか。相手が当ててきたので、ボディーに2発強いのを当て返した。それでもベロを出したりニコニコしていたので、そういうつもりならと、それに返しただけです。