インターナショナル・プリンセス王者のSKE48荒井優希が、4月に卒業を決めている長野じゅりあを退け、初防衛に成功した。勝利後は、リング上で上福ゆきからの挑戦を受けて受諾。3月31日両国大会でのV2戦が決まった。

1月にようやく手にしたシングルのベルトを簡単には手放したくはなかった。「チャンピオンになったばかり。もっともっと防衛したいという気持ちだけで勝った」。卒業前に是が非でも勲章が欲しい長野の気迫に押される場面もあったが、足技を警戒して、序盤から足攻めを展開したことが功を奏した。サソリ固めで苦しめると、最後はフルネルソンバスターからFinallyにつないで3カウントを奪った。

次期防衛戦は先輩である上福との対戦。前回はタッグでの対戦だったが、今回はシングルでベルトをかけて戦う。「1人で先輩の挑戦を受けるというのが、どういう感じになるのか不安がある」と戸惑いを見せた。上福からは「ビジュアルを大切にする者同士、お互いの顔面を崩しあって、ベルトを懸けて闘ったらもっと盛り上がる」と一方的にまくし立てられたが、最後は「自分がチャンピオン。自分らしく国技館で勝てたら」と防衛を誓った。

怪物マックス・ジ・インペイラーを沈めて王者となり、空手王者の経歴を持つ長野を退け、24年好スタートを切った荒井。これからも強敵に立ち向かい、防衛ロードを突き進んでいく。