タレントの川合俊一(53)が、芸能人をターゲットにした投資詐欺の手口について、自身の経験をもとに語った。

 川合は21日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演。番組では実態のないファンドへ出資させていたとして運営会社社長らが逮捕された詐欺事件について取り上げた。

 芸能人はこうした投資詐欺で広告塔になるためターゲットにされやすいという。騙す側と芸能人の接点について川合は、「騙す方って、芸能人が行きそうなお店の店長とか社長とかそういう人とまず仲良くなる」といい、騙す側は店長らと親密になることで、来店する芸能人の情報を引き出しやすくなると説明した。

 「やけに詳しい」と指摘された川合は「何回かやられましたね」と過去に同様の詐欺被害にあったことを告白した。芸能人が狙われやすいのは、広告塔になることだけでなく、大きな財産を持っていることも理由だという。川合は「余分なお金を持ってる人が、『使わないから、じゃあ運用しとこう』って」と、投資に手を出す芸能人の心理を明かした。

 さらに芸能人は詐欺被害が発覚しても、訴えずに泣き寝入りするケースも少なくないという。川合は「俺がやられた時ね、訴えても向こうからお金が取れないって状態だった。金も戻ってこないのに、弁護士雇って…。しかも『今、裁判沙汰だぞ川合』って言われるのが嫌だから訴えるのやめた」と、裁判を起こすことでタレントイメージが下がっていまうことを恐れて訴えなかったと明かした。