綾瀬はるか(31)の主演映画「本能寺ホテル」(鈴木雅之監督)が14日、公開され、主要キャストが都内の劇場で舞台あいさつした。

 撮影が行われたのは真夏の京都。寒波襲来の日に晴れ着姿で文字通り涼しい顔の綾瀬だったが、夏の撮影ならではエピソードを明かした。

 「アブやブヨがすごくて、足を8カ所くらい刺されて、もうぼこぼこになりました。かゆくて眠れなくて、かいちゃうから血まみれで…。人生1番かゆかった経験でした」という。

 共演の堤真一(52)によると「刺されたのは綾瀬さんだけ、不思議なことに僕らは1人も刺されなかった。きっとおいしそうに見えたんでしょう」と振り返った。

 撮影現場は和気あいあいだったようだ。浜田岳(28)が新幹線の中で酒を飲みすぎて京都を通過、広島まで行ってしまったことや、綾瀬が大先輩の近藤正臣(74)にコチコチになった「みたらし団子」を差し入れて「何か意味があるのだろう」と考え込ませたエピソードも明かされた。

 綾瀬によると「食べてみたら、私もかみ切れなかったのですが、有名なお菓子だと聞いたので、そういうものだと思って近藤さんに差し上げました」と相変わらずの天然ぶりを見せた。