元AKB48高橋みなみ(25)のとっさの“神対応”に舌を巻きました。

 21日に東京・代々木第1体育館で行われた、AKB48小嶋陽菜(28)の卒業コンサート「前夜祭」で、事は起こりました。中盤、ソーシャルゲームとの連動企画で歌うメンバーが決定した「ヘビーローテーション」を披露する場面で、メンバー紹介のVTRと曲が一致しない音響トラブルが発生しました。何かトラブルが起こったことはすぐに場内のファンにも伝わり、ステージ上にいた小嶋も戸惑っていると、とても自然な形で、“聞き慣れた”高橋の声が場内に響き渡りました。

 「にゃんにゃん(小嶋の愛称)、頑張れ~! 大丈夫~?」

 ライブ終盤の自らの出番までは、ゲスト出演した芸人らとともに来賓席から見守っていた高橋。その来賓席とステージでトークを掛け合う演出が何回かあったため、マイクがその場所にはありました。とはいえ、トラブルは想定外の出来事。とっさの判断でマイクを握り、小嶋らとトークを繰り広げて、場をつなぎました。

 あまりの見事な展開に、おぎやはぎ矢作兼(45)も「何がすごいって、今のたかみなの対応ですよ」とたまげ、小嶋も公演後の囲み取材で「本当にいつも助けてもらって。さすがだなと思いました」と感謝していました。

 グループ在籍時は、300人以上のメンバーをまとめる総監督として、どんなに予想外のサプライズが起こっても、常に冷静に対応し、最後はしっかりとまとめる姿が印象的でした。あるイベントで、発表を受け止められずにその場に倒れ込んでしまったメンバーに、「どこから出てきたの?」というスピードで高橋が飛んできて、そのメンバーを介抱したこともありました。

 卒業後は、ラジオのお昼の帯番組(TOKYO FM「高橋みなみのこれから、何する?」)でパーソナリティーを務めており、生への順応度もさらに増しているのでしょう。「これぞ高橋みなみ!」と思わずうなってしまった瞬間でした。