小林麻央さん(享年34)の訃報を受け、妹を失ったフリーアナの小林麻耶(37)は憔悴(しょうすい)しきっている。

 麻央さんの姉でフリーアナウンサーの小林麻耶の願いは、かなわなかった。

 麻耶は、20日の公式ブログで「人生何があるか分からないから…その時、自分が感じたことをかなえてあげられる自分でいたいものです! 今日も1秒でも長くハッピーな時間がありますように」と記した。病と闘う妹を思い、少しでも長く一緒に過ごす幸せな時間が続くことを願った。

 2人の所属事務所はこの日、マスコミ各社にあてたコメントに「ご家族の身を尽くされたご看病のもと、懸命に病と闘ってこられました」とあるように、麻耶は、妹の病気を知ってから可能な限り、寄り添い、看病に努めた。5月27日に都内で行った著書「まや道」の発売記念イベントでも「(妹と)ほぼ毎日会ってます。本当に妹は強いなと思う。常に明るいので、そこに救われています」と話していた。

 昨年5月には心身の疲労がピークに達し、体調を崩し、生番組の途中で救急車で搬送されて入院。今年4月まで休養した。麻耶の親しい友人も「この1年はご家族の看病を何よりも優先し、集中していたようです。連絡しても返事が来なかった」と明かした。

 2人は幼いころから仲の良い姉妹だっただけに、麻耶は、やり切れない深い悲しみに包まれているに違いない。所属事務所もこの日、麻耶の会見予定などに「分かりません」とし、憔悴し対応できる状況ではないことを示唆した。