音楽ユニット「globe」のマーク・パンサー(48)が、引退を表明した音楽プロデューサー小室哲哉(59)の心境について私見を語った。5日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」にVTR出演した。多忙を極めたglobe全盛期を振り返り、特に売れっ子プロデューサーとして数々のアーティストを抱えながら、同ユニットを率いた小室の多忙ぶりは尋常ではなかったという。

 「1回だけだったかな。TK(=小室)が弱音を吐いたの。『疲れた』とは言わなかった。あくびをしたのかも知れない。あくびすら人に見せないんだから。初めて見たあくびかもしれない」と、異変に気づいたが、休ませるために小室を連れて海外へ“逃亡”したこともあった。「(会社から)めちゃくちゃ怒られた。信じられないくらい怒られた」。

 今年1月、小室が引退を表明したことを知った際には「ちょっと(頭の中が)真っ白になりました」。その直後、小室からLINE(ライン)で「俺、元気だから大丈夫だよ」「どんなことがあってもいつでも相談してくれ」などのメッセージが届いたといい、「引退するのは芸能界であって、音楽を引退することはできない。音楽を引退することはありえないことだから。『相談してくれ』っていうことは、心の中の音楽っていうところは引退していないんじゃないかな」と前向きに受け止めた。

 同ユニットはKEIKOの闘病などもあり、活動休止状態。マークは現在、DJなどの活動を続けながら、globe復活に向けて「希望を持ちながら奇跡待ち」という。「信じてます。KEIKOも元気だし、1回、3人で何かちょっとやりたいよね。『本当に終わり。バイバイ』っていう前にやっておきたいですよ」と語った。