メディアクリエーターの佐藤雅彦氏(64)やプロデューサーの川村元気氏(39)ら5人が共同監督した短編映画「どちらを選んだのかは分からないが、どちらかを選んだことははっきりしている」(英語題『DUALITY』)が5月8日に開幕するカンヌ映画祭の短編部門にノミネートされた。11日(日本時間12日)、映画祭事務局が発表した。3943作品の応募から、8作が上映され、短編パルムドール(最高賞)に挑む。

 佐藤氏はNHK・Eテレ「ピタゴラスイッチ」の監修や「だんご3兄弟」の作詞、プロデュースなどで、川村氏はアニメ「君の名は」のプロデュースなどで知られている。

 共同監督のほかのメンバーは、東京芸大大学院映像研究科の佐藤研究室の卒業生。4年前にも短編映画「八芳園」が同映画祭に招待された。