E-girlsが2日、サンドーム福井で全国アリーナツアー初日公演を行った。昨年7月に11人体制になってから初のツアー。ライブの中盤では、先月16日に急性心不全で亡くなった西城秀樹さん(享年63)の大ヒット曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」をカバーした。

 同曲のカバーは、1月発売のシングル「あいしてると言ってよかった」収録曲で、最新アルバム「E.G.11」にも収録。先月22日放送のNHK「うたコン」(火曜午後7時30分)でも披露した。

 ボーカルの鷲尾伶菜(24)は「私たちのファン層とは違う方々も一緒に踊ってくれて、そんな感覚は初めてでした。知らない人がいない国民的な楽曲を歌わせていただく責任も感じましたし、西城さんが積み重ねてこられた熱量や思いを感じました」。

 この日は同曲を、昨年映画化され、7月からTBS系でドラマ化される「チア☆ダン」のモデル校・福井商チアリーダー部「JETS」と、富山・高岡第一高ダンス部のメンバー計20人と披露。会場の7000人も一緒に「Y」「M」「C」「A」のおなじみのポーズをして盛り上がった。

 全国7カ所で15公演を行う今回のツアーでは、各地の高校ダンス部とコラボしていく。リーダー佐藤晴美(22)は「歌詞を読んでも、自分たちの世代でもパワーをもらえるし、感動します。自分たちを通じて、新しい世代に広がればと思いますし、責任を感じながらパフォーマンスしていきたい」と誓っていた。【大友陽平】