ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(41=米国)が、キックボクサー那須川天心(20)との対戦を行わない方針だと発表し、格闘技ファンから驚きの声とため息がもれている。

お笑い芸人の有吉弘行は8日更新のツイッターで「メイウェザーやっぱりかぁ。トレーバーバービックみたいになって欲しかったのになぁ。。。」と、かつて高田延彦との異種格闘技戦で敗れたプロボクサーを引き合いに出して残念がった。

総合格闘家の青木真也は「これも含めてメイウェザーのプロモーションではないかと思いたいです」と推測し、「さすがにメイウェザーに対して契約書を交わさずに発表するとは思えないし、もしそうだとしたら、同じ業界人として恥ず…」と私見を述べた。

メイウェザーは7日、インスタグラムに長文を寄せ、5日に発表された格闘技イベント「RIZIN14」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)での那須川との試合について「対戦には絶対に合意していない」「私、フロイド・メイウェザーは、那須川天心との公式対戦には1度も同意していないことをはっきりさせたい」と主張。オファーがあったのは、RIZINの選手を選んでの3分3回のエキシビションマッチで、「純粋にエンターテインメントで公式戦ではなく、世界への中継も無いと聞いていた」とした。