昨年新加入した乃木坂46の4期生11人が25日、横浜アリーナで、初の単独ライブを開催した。23枚目シングル「Sing Out!」(5月29日発売)の収録曲「4番目の光」など28曲を披露し、ファン1万5000人を熱狂させた。

1曲目の「4番目の光」から、「さくらー!」「あやめ~!」「かっきー!」などと、ファンのコールをいっぱいに浴びた。続く「ロマンスのスタート」で、センターの遠藤さくら(17)は「4期生ライブ、始まりましたよー!」と呼びかけ、大歓声を浴びた。

序盤の6曲を終え、賀喜遥香(17)は「初めての4期生単独ライブということで、すごくプレッシャーが大きかったのですが、こんなにたくさんの方に来てくださって、本当にうれしいです。ありがとうございます」とあいさつした。メンバー1人1人が自己紹介し、遠藤は「本番前に心臓飛び出るかと思ったんですけど、今日は絶対に皆さんと楽しいライブにしたいので、一緒に楽しみましょう!」と呼びかけた。

中盤には11人がそれぞれ選んだ楽曲を1曲ずつセンターで披露する全員センター企画を開催した。「ハルジオンが咲く頃」を選択した北川悠理(17)は、「先輩方はすてきで、気高くて、私に温かい言葉をかけてくださいます。だからこそ、たくさんの方を感動させられるんだと思います。私も、少しでも誰かの心を動かせるようになりたい。そういう気持ちでこの曲を選びました。私は乃木坂46が大好きです」と話し、拍手を浴びた。

終盤の「トキトキメキメキ」では、グループ最年少の筒井あやめ(14)が「ラストスパート、まだまだいくぞ!」と力強くアピールした。「ダンケシェーン」では金川紗耶(17)が「やっぱ乃木坂だな!」と決めぜりふを言って会場を沸かせた。その後、4期生にとって初のオリジナル曲「キスの手裏剣」で本編を締めた。

アンコールでは、早川聖来(18)が「緊張とか不安とか、たくさんの思いでやってきたわけなんですけど、なんとか最後の曲までたどりつくことができました。本当にありがとうございます」とあいさつ。26日には同所で選抜メンバーのライブが開催されるため、「明日は選抜メンバーさんのライブがあります。私たちがうまくバトンをつなげられてたら…」と不安げに言うと、ファンから「できたよ~!」とエールを受けた。1人1人ライブを終えた感想を話すと、賀喜、筒井、遠藤らが次々と涙を流した。

ラストは乃木坂46のライブ恒例の「乃木坂の詩」で締めた。遠藤が「私たち4期生はまだまだ駆けだしたばかりで、うまくできないことや分からないことばかりですが、いつか『乃木坂46に来てくれてありがとう』って言っていただけるような存在になりたいです。本日は本当にありがとうございました!」とスピーチし、大歓声を浴びた。