嵐が、来年の東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの魅力や感動などを伝える「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」就任が決まったことが30日、分かった。来年末をもっての活動休止を前に、大役を担うことになった。

5人は五輪開始1年前の7月24日放送「2020スタジアム(仮)」(午後7時半)などの特集番組に出演し、五輪とパラリンピックの魅力を届ける。同番組は8月28日にはパラリンピック1年前を特集し、来年1月からは毎月放送する予定だ。また、来年の大会本番では、競技場や特設スタジオから競技の生の迫力と感動を伝えていく。主会場となる新国立競技場では、大会閉幕後に初のライブを行うアーティストとして嵐の名前が浮上しており、一足早く会場の雰囲気を味わうことになりそうだ。

嵐では、櫻井翔(37)が08年の北京五輪から夏冬合わせて6大会連続で日本テレビ系の五輪キャスターを任され、相葉雅紀(36)がNHK「グッと! スポーツ」でMCを務めるなど、スポーツ関連の仕事も多く経験している。NHK関係者は「嵐の皆さんは幅広い世代から大きな支持を得ており、これまでの活動を見てもスポーツについて理解が深く、パラリンピックの理念でもある『共生社会』についても理解している」と起用理由を説明した。

起用を受けて相葉は「これまでたくさんのアスリートの方々の魅力を目の当たりにさせていただきましたが、皆さんが世界の舞台で活躍される時が近づいてきたと思うと、今からとてもワクワクしています!」と期待を寄せ、「大会までまだ1年以上ありますが、五輪とパラリンピックの魅力を最大限お伝えできるよう、精いっぱい務めさせていただきます」と誓った。