俳優の菅田将暉(26)舘ひろし(69)が26日、都内で開かれた映画「アルキメデスの大戦」(山崎貴監督、7月26日公開)の完成披露試写会に登壇し、館が菅田を「嫉妬しました」と絶賛した。

同映画は三田紀房氏による同名漫画が原作。1930年代の日本を物語の舞台に、大日本帝国海軍の司令部による世界最大級の戦艦大和建造計画に反対を唱える舘演じる山本五十六が、菅田演じる天才数学者・櫂直(かいただし)を引き入れ、軍部の陰謀を暴こうとするさまを描く物語。

舘は菅田と共演について質問を受けると「天才ですよ。すばらしい。この顔で、このスタイルであの芝居。女にもてないはずない」と絶賛。菅田が「舘さんに言われるとうれしい」と照れると、さらに「僕は嫉妬しました」と話し会場を盛り上げた。

この日は、海軍映画ということで海にちなみミストに映像を写し、登壇者たちの後ろで炎が上がる、凝った演出だった。菅田は「演出も重厚ですごいですが、映画自体も重厚で、何より人の心を大事にしている。公開できることうれしく思っています」とアピールした。一方、海軍士官の役に憧れがあったという舘は「山本五十六というのは大きな役だったので本当にうれしかった」とし、劇中では丸刈りになったことについて「髪を切るくらいどうってことないです」と役への思い入れを語った。

この日は他に、柄本佑(32)浜辺美波(18)笑福亭鶴瓶(67)小林克也(78)橋爪功(77)田中泯(74)が登壇した。