是枝監督最新作「真実」がオープニング作品に決定

是枝裕和監督(57)の最新作「真実」(10月11日公開)が、8月28日からイタリアで開催されるベネチア国際映画祭コンペティション部門のオープニング作品に決定したことが18日、分かった。

同映画祭はベルリン、カンヌと並ぶ世界3大映画祭の1つで、世界最古の歴史を持つ。その中で最も注目を集めるのがコンペティション部門オープニング作品で、日本人監督作品が選ばれたのは史上初。「大変光栄です。映画祭関係者の皆さんにまず感謝致します」と話した。

同作は構想8年におよぶ渾身(こんしん)作にして初の国際共同製作作品で、原題は「La Verite」。母と娘の間に隠された、ある真実を巡る物語で、フランスの至宝カトリーヌ・ドヌーブが主演を務める。全編フランスで撮影された。「撮影は昨年の秋に10週間パリで行いました。発表された通り、キャストは本当に華やかなのですが、物語の7割は家の中で展開していく、小さな小さな、家族のお話です。その小さな宇宙の中に出来る限りの後悔やうそやみえや寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください」とアピールした。

昨年は「万引き家族」でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞。ベネチア国際映画祭には、監督デビュー作で金オゼッラ賞受賞作「幻の光」(95年)、コンペティション部門に出品した福山雅治主演作「三度目の殺人」(17年)以来、3度目の参加となる。