元乃木坂46若月佑美(25)が、美術展覧会「二科展」に8年連続で入選を果たしたことが、分かった。今日4日から東京・国立新美術館で作品が展示される。昨年11月の乃木坂46卒業後は初の入選だ。

舞台出演など仕事の合間を縫って約2カ月かけて制作し、昨年同様、ポスターを自由なテーマで表現するデザイン部A部門に出品した。黒のキャンパスにカラフルな花で猫の模様をかたどったような作品で、「一見猫なんですけど、花なんですよ。普段生活していて、実は自分が白だと思っていたものが黒だったりするような、視野を広げると一気に違う物に見えるようなことを表現しました」と説明した。

乃木坂46時代の12年から、8年連続での入選だ。「もうアイドルではないですし、もっと頑張ろうと思って、ギアを一段階上げて制作しました」と明かした。

今月1日には、乃木坂46全国ツアー千秋楽を訪れ、同期の桜井玲香(25)の卒業セレモニーにサプライズ登場した。生駒里奈(23)西野七瀬(25)ら乃木坂46OGとも交流した。「みんな大人になりつつも、輝きを失っていないんですよ。バナナマンさんからは『父母会みたいだね』と言われました」と笑った。

9月12日からは出演舞台「GOZEN-狂乱の剣-」の上演を控えるほか、Tリーグの公式グッズのデザインを手がけるなど、活動の幅が広がっている。「卒業してから自分のちっぽけさを思い知りました。もっとたくさんの方に知っていただけるように頑張りたいです。デザインのお仕事も含めて、ずっと続けていきたいです」と話した。