長渕剛「全快しました」ライブばりコールに照れ笑い

  • 舞台あいさつを行った、左から権野元監督、山口まゆ、飯島直子、潤浩(手前)、長渕剛、広末涼子、瑛太(撮影・大野祥一)
  • 舞台あいさつを終え、引き揚げる際にファンから贈り物を受け取る長渕剛(右)(撮影・大野祥一)
  • 「おばさん」と言われた飯島直子(中央)は長渕剛(右)の肩を笑顔で軽く叩いた。左は山口まゆ(撮影・大野祥一)

シンガー・ソングライター長渕剛(63)が18日、都内で、21年ぶりとなる主演映画「太陽の家」(権野元監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

昨年12月末、完成披露舞台あいさつを急性腎盂(じんう)炎で急きょ欠席した。復帰となる今回の登壇前の会場は、ライブ会場さながらの剛コールに包まれた。熱いコールの中、黒の革コートにサングラス姿の長渕が登場すると、お帰りコールに変わっていた。「コンサート会場じゃないんだから。少しは考えろよ!」と照れくさそうにほほ笑みながら話した。「心配かけましたが全快しました。今日みんなと会えて、とてもうれしいです」に会場は、惜しみない拍手を贈った。

映画とライブを楽しめるツアーを昨年10月から行っていたが、違和感はツアー最中からあった。だが「泣き言は言ってられないからね」とツアーは持ち前の根性で乗り切った。しかし、ツアーファイナルから3日後に緊急入院。「痛みがひどかった」と、長渕をもってしても耐え難い痛みだったことを明かした。約2週間の入院生活は、面会謝絶だった。キャスト陣などはお見舞いは来られなかったが、「担当医と看護師さんが良くしてくれたので。感謝しましたね」とほほ笑んだ。

同作については「僕の中で人間と人間の機微、どう付き合っていくのかを見つめ直したいと思っていたので、いいきっかけになりました」と話し、「チームワークという日本人がもともと持っている協調と和合の力を感じて、理想の現場であり、幸せな現場でした」と続けた。

21年ぶりの主演だが「自分が昔映画を撮っていたころとは、いい意味でだいぶ変わっていた」とし、「キャスト陣が台本作りから意見を出し合った。それでも書ききれないのですが、役者としては台本に書いていないことをどう表現するかもあるので、その全てが集結された作品になった」と自信をのぞかせた。

主題歌「orange」が17日、発売された。「これは出演者やスタッフへのラブレターのつもりで作った曲なので、かなり速くできました」とほほ笑んだ。

2020年は「あくまでも表現を追求する。映画も含めてね」と映画出演もほのめかした。

夏には東京五輪もある。前回の東京五輪ではアベベと重量挙げの三宅義信がヒーローだったことを明かした。「ここに全ての魂を注いでいる選手にはエールを送りたい」とし、「おそらくテレビにくぎ付けになるでしょう」とほほ笑んだ。また、「光が当たれば影ができる。震災についても忘れてはいけない」とアピールした。

この日、飯島直子、山口まゆ、潤浩、瑛太、広末涼子、権野元監督も登壇した。長渕が病院で、広末に缶コーヒーを置いていくシーンについて、「台本にはなくて。言葉にできないことを表現するシーンでしたが、女性には思いつかない長渕さんのおとこ気とやさしさの出たシーンでした」と話した。