BSテレ東の教養バラエティー「武田鉄矢の昭和は輝いていた」(金曜午後8時)の新アシスタントに、福田典子アナウンサー(29)が就任することが12日、分かった。現任の須黒清華アナ(36)は産休入りするため、15日の放送をもって番組を卒業する。

昭和を象徴する「人」「もの」「できごと」などからテーマを選び、昭和の魅力を再発見するバラエティー。新任の福田アナは、29日の放送から出演する。福岡県出身で、同郷の武田との共演に「本当に光栄に思います」と笑顔を見せる。すでにローカルトークに花を咲かせており、「今後も福岡の話題には懐かしい気持ちを持ちながら参加させていただこうと思います!」。また、担当を機に両親に昭和時代の話を聞くようになったといい「見ていただいた内容が、視聴者の皆様の家族や周りの方とのコミュニケーションにつながっていくとうれしいです」と話す。

須黒アナは、13年4月の番組スタートから約8年間にわたり出演。武田から感謝の言葉と花束を受け取り、このほど最後の収録を終えた。須黒アナは武田との共演を振り返り、「本当の先生のように、時に父のように『須黒にこれは教えてあげたい!』『この時代こうだったんだよ!』と、昭和という時代を鮮やかに語ってくださったので、毎回楽しみながら昭和を知ることができました」。平成生まれの福田アナへは「新しい感覚を持った世代が昭和をどう見るのか、そして武田さんとは同郷ということで、2人がどんなコンビになっていくのか楽しみにしています」とメッセージを送った。

須黒アナ最後の出演となる15日の放送では「カラオケで愛される昭和歌謡 2時間スペシャル」と題し、若者の間で盛り上がる昭和歌謡の名曲を紹介。美空ひばり「みだれ髪」、イルカ「なごり雪」、吉幾三「酒よ」、石川さゆり「天城越え」など、昭和歌謡人気の秘密を探る。