上白石萌歌(21)の主演映画「子供はわかってあげない」(沖田修一監督)の先行公開記念舞台あいさつが14日、東京・テアトル新宿で行われ、上白石、沖田監督、細田佳央太(19)斉藤由貴(54)が出席した。

家族、友人、同級生との恋愛など、高校生のひと夏の出来事を描いた物語。

上白石と斉藤は母子を演じた。同じ事務所の先輩と後輩という間柄でもある。

ラスト近くの母子のシーンを振り返った斉藤は「あのシーンの撮影の時、泣きたい気持ちになった。美波を演じる萌歌ちゃんから生まれ出る感情が、心に染みてきた。演技を超えた感情の揺れを素直に出してくれた」と話すと、上白石も「今でも斉藤さんを見るだけで涙が出てしまいそう。あの時はお芝居を忘れて、本当に血がつながっているような、見えない糸でつながっている気持ちになりました」と話した。

昨年の斉藤のデビュー35周年のコンサートには、上白石がゲストで出演したこともある。斉藤が「先輩、後輩というより、愛情を感じちゃう、萌歌ちゃんには」と言うと、上白石も「うれしいです!」と笑みを見せた。