漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2021」の決勝が19日、行われ、お笑いコンビ錦鯉が6017組の中から、悲願の初優勝を果たした。

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長谷川雅紀(50)は昨年49歳での「最年長ファイナリスト」に続いて、「最年長チャンピオン」の栄冠を獲得。5票を集めて優勝が決まった瞬間、長谷川は号泣し相方の渡辺隆(43)と抱き合った。

長谷川はトロフィーをもらうと、トレードマークの歯並びの悪い、少し悪い滑舌で「あきらめないでやってきてよかった」と声を絞り出し、「僕らはラストイヤーが56歳なんで…」と笑わせた。

錦鯉はファーストラウンド655点で初の最終決戦に進出。665点で首位通過したオズワルド、655点で同点2位のインディアンスとの3組による戦いを制した。最終決戦はオズワルドとインディアンスが各1票、ほか5票は錦鯉に入った。

ファーストラウンドでは「50代の合コン」ネタを披露し、爆笑をさらった。審査員の上沼恵美子は「ネタが残りました。尻上がりにグッと上がっていくところ、錦鯉の力感じました」と評価。中川家・礼二も「去年と比べると雲泥の差で良くなっている。あるあるネタを増やした方がいいんじゃないかと思います」と話した。

王者には、漫才日本一の称号と賞金1000万円が与えられる。

◆錦鯉 ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)所属。長谷川雅紀(71年7月30日、北海道生まれ)と渡辺隆(78年4月15日、東京都生まれ)によるコンビ。12年結成。2年連続決勝進出で、昨年49歳の長谷川はファイナリスト最年長記録。