米俳優トム・クルーズ(59)の代表作の1つ「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作目の邦題が「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」に決定した。米国での公開は23年7月14日に予定されているが、日本でも23年の公開が決定した。

「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング」は、シリーズ初の前後編2部作を予定しており、第8作の米国での公開は24年6月28日を予定している。クルーズは、24日に横浜港大さん橋で行われた主演映画「トップガン マーヴェリック」(ジョセフ・コシンスキー監督、27日公開)ジャパンプレミアで「来年の夏『ミッション:インポッシブル デッド・レコニング』で必ず戻ってきますし、またその翌年も戻ってきます」と「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング」を2部作を引っ提げての、2年連続の再来日を約束している。

特報映像も解禁された。クルーズ演じるスパイ組織IMFに所属する主人公イーサン・ハントは、CIAにも所属したIMFの監督官だったユージンから「君の大義のための戦いは終わりだ。君が守ろうとしている理想は存在しない。どちらにつくか選べ」と告げられる。これまで不可能なミッションを完遂してきたイーサンたちの行いは果たして本当に”善”であったのか!? と意味深な問いかけが投げられる。

タイトルにある「デッドレコニング」とは、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、位置情報をもとにして行う推測航法を意味し、イーサンのこれまでの軌跡をたどる集大成の物語となっている。劇中ではUAEのアブダビ、イタリアのベネチアとローマ、ノルウェーなど、さまざまな国でのミッションに挑むメンバーたちの姿や列車での戦闘シーン、ローマ市街地でのカーチェイスなどアクションも描かれる。

特報映像の最後には、バイクで超特大ジャンプを決めて、崖から真っ逆さまに落下するイーサンの姿が描かれる。ロケ地はノルウェーのベストラン地方の最北部ムーレ・オ・ロムスダールにある山の断崖絶壁で、数々の超衝撃アクションに挑んできたクルーズは、このシーンにも自ら挑戦。1年以上にもわたるトレーニングを積み、1万3000回ものバイクジャンプを行い「俳優人生で最も危険なスタントを行った」と語った。

特報映像は「トップガン マーヴェリック」公開日の27日から、全国の映画館の一部で上映される。