90年代に人気を得た日本テレビ系バラエティー番組「進め!電波少年」の名物プロデューサーとして知られた土屋敏男氏(65)が18日、ツイッターを更新し、同日に訃報が伝えられたファッションデザイナー森英恵さんに「電波少年の大恩人」と感謝の意を伝えた。

「Tプロデューサー」「T部長」の愛称で番組にも登場した土屋氏は「電波少年で松本明子が『スタッフジャンパーを作って欲し~い!』とアポなしで伺ったら『アラ面白そうね』と仰って周りのスタッフを慌てさせ本当に作ってくださった電波少年の大恩人」と投稿。「心よりご冥福をお祈りします」とつづった。

森さんは、松本明子と松村邦洋が進行する同番組の92年のスタート直後に登場。松本から直撃されスタッフジャンパーを作ってほしいと依頼された森さんは快諾し、最高のサプライズとなった。森さんの快諾で番組企画の「アポなし」「ムチャぶり」が軌道に乗り、大物アタック成功が続くなど、人気が定着するきっかけとなった。土屋氏も後年、森さんの企画を「アポなし最初の大物の成功者」との趣旨で回想している。