NHKは16日、大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)に、歌謡グループ純烈の応援ゲストとしてダチョウ倶楽部、有吉弘行(48)が出演することを発表した。有吉はお笑いコンビ猿岩石として96年にリリースしたヒット曲「白い雲のように」を、13年ぶりにステージでテレビ歌唱する。

紅白初登場となる有吉はツイッターで「ラッキー!」とひと言で喜びを表現した。

有吉は先月、純烈の出演が決まった直後に自身のラジオ番組で、紅白出場への願望をやんわりと口にしていた。純烈とダチョウが「白い雲のように」のカバーを歌っていることを話題にしながら「これ、オレ、ない?チャンス、最初で最後の。純烈が小田井さんが最後だから、たぶん1曲で終わらないと思うんだよね」とコメント。「竜さん(故上島竜兵さん)いないわけだから、ちょっと寂しいじゃない。そこにオレが参加して、竜さん思いながら『白い雲のように』歌って、ちょっと涙流すくらいの演出を、オレはNHKサイト゛に提案したい」と冗談まじりに話し、やんわりと意欲をみせていた。

同局はダチョウの出演について「今年の5月、最愛のメンバーを亡くし失意の底にあったダチョウ倶楽部の二人。リーダーの肥後克広さんが発信した『純烈のオーディションを受けます』というメッセージをきっかけに交流が始まり純烈(温泉)ダチョウというユニットが結成されました。NHKで8月に放送された『ライブ・エール』では、上島竜兵さんを慕う後輩・有吉弘行さんがかつて歌った大ヒット曲『白い雲のように』を純烈(温泉)ダチョウとして披露し話題を呼びました」と説明した。

さらに「今回、紅白のステージでは、ダチョウ倶楽部のみならず有吉弘行さんも応援参加する事が決定!純烈、ダチョウ倶楽部とともに『白い雲のように』を13年ぶりにステージでテレビ歌唱します」とした。

5年連続5回目の出場となる純烈は、今回の紅白で小田井涼平が卒業する。初出場した際に披露した「プロポーズ」と「白い雲のように」のスペシャルメドレーを、ダチョウ、有吉とともに歌う。

「白い雲のように」は、有吉が森脇和成と組んでいた猿岩石の96年のデビューシングル。作詞を藤井フミヤ、作曲を藤井尚之が担当している。日本テレビ系バラエティー「進め!電波少年」の世界ヒッチハイク企画で一躍ブレークした猿岩石が帰国後にリリースしたことで話題となり、ミリオンセラーを記録したが、当時は、紅白には出場していなかった。

※※ユニット名「純烈(温泉)ダチョウ」の(温泉)は温泉マーク