札幌市出身の乃木坂46金川紗耶(21)が31日、年の瀬恒例のNHK紅白歌合戦に出演する。今年は7月に初の選抜入りを果たすと、8月に日本ハム公式戦で踊った「きつねダンス」の動画が、パリーグTVで436万回以上の再生を記録。「21年間で1番運の良い年」を締めくくる紅白のステージと、来年への思いを聞いた。【聞き手・中島洋尚】

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今年は金川にとって「ホップ、ステップしようと思って、気付いたらすでにジャンプしていた」というぐらい、飛躍の年になった。札幌ドームで踊ったきつねダンスの動画が文字どおりバズると、1カ月もしないうちに初の選抜入り。10月からはTBS系の朝のバラエティー番組「ラヴィット!」(月~金曜午前8時)で月曜担当を務めた。

金川 きつねダンスからの怒濤(どとう)の日々はすごく大変でしたけど、ファンの皆さまが喜んでくださる姿を見るとうれしくて、頑張れました。私の人生で異例のことが、きつねダンスから続いていますので、ファイターズさんには感謝しかありません。

そして自身4回目となる大みそかの紅白出場が、今年最後のステージになる。金川は年末恒例の国民的音楽番組を「家族で一緒にごはんを食べながら見ていた番組で、夢といいますか、夢のまた夢」と表現する。それだけに、アンダーから選抜入りして初の紅白は、これまでの3回と大きく違う特別な時間になる。

金川 (昨年までと)思いの違いはあります。今回は多分、選抜として前で踊ることがあると思うので、いつもより緊張しています。もしも私が(画面に)映る場面があったら、自分の魅力をきちんと出せるように、1秒1秒気を配ってパフォーマンスしたいですね。髪の毛を使う動きなど、ほんの少しの動きでも、一人だけズバ抜けている(動きの)子が、私だったらいいなと思います。

年明けは1度故郷に戻って骨休めをし、再び怒濤の日々を送ることになりそうだ。中学までの6年間で本格的にバスケットボールを経験。ガードからフォワード、センターまでをこなす自称オールラウンドプレーヤーとして、24年のパリ五輪予選を兼ねる来年8月のバスケットボールW杯(インドネシア、フィリピン、日本共催)は、見逃せない。

金川 バスケや野球、サッカーなど、スポーツ関連のことに、もっと興味を持って自分から試合を見に行きます。日向坂46の影山(優佳)さんがサッカーのW杯で貢献している姿を見て、私も『大好きなバスケで貢献できる人になりたい』という気持ちでいっぱいです。

来年も、やんちゃん旋風は続く。

◆金川紗耶(かながわ・さや)2001年(平13)10月31日、札幌市生まれ。小3でバスケットボールを始め、高1からダンス部。18年8月に坂道オーディション合格。同11月に4期生として乃木坂46加入。ファッション誌「Ray」(主婦の友社)専属モデル。22年10月からTBS系の情報バラエティー番組『ラヴィット』に毎週月曜出演。愛称「やんちゃん」「さや」。164センチ。血液型O。