新田真剣佑（26）と眞栄田郷敦（23）の兄弟が22日、所属事務所を通じて、そろって結婚を電撃発表した。お相手は、ともに一般女性だが、関係者によると新田のお相手は元女優だという。結婚式や披露宴の予定は未定だという。この日は、21年8月に亡くなった父・千葉真一さんの誕生日で、この日に発表しようと2人で決めたという。

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新田と初めて出会ったのは、15年に「ちはやふる　上の句／下の句」の撮影が行われた滋賀県の近江神宮だった。福井県のかるたの達人を演じるため、現地で合宿して福井弁とかるたを学び、アルバイトまでした話を、柔らかな口調で語る細身の姿が印象的だった。

その6年後に映画「るろうに剣心　最終章　The Final」の会見で、その姿を見て驚いた。肉体は鋼のようにパンプアップし、別人のようになっていたからだ。主人公と戦う最強の敵として、演じたアクションシーンを振り返り「1週間、ずっとアクションの日々。僕だけじゃなくスタッフさんも寝てない。皆さん極限状態で臨んでいたと思う」と語った。そんな中でも、少しでも合間が空けばトレーニングを繰り返し、体づくりに余念がなかったと関係者から聞いた。

自ら主演とアクション監督を兼務した79年の映画「戦国自衛隊」の、新版を作る構想を持っていた千葉さんが主演の候補に考えていたのも、その妥協のない向き合い方、故だろう。【村上幸将】