元キャンディーズの女優伊藤蘭が20日、NHK「SONGS」に初登場し、社会に衝撃を与えたキャンディーズ解散宣言(77年)の真意を明かした。

国民的アイドルグループとしての絶頂期に、コンサートで突然の解散宣言。当時を振り返り「一度、1人1人の人生を見つめてみたいという希望が出てきた」と明かした。

さらに「グループというのは自分1人の人生をなかなか育んでいけない。人間関係にしてもそうですし、この先どうなってしまうんだろうと。『年下の男の子』という曲に出会って、それ以降はめまぐるしい日々だったので、その中ですごく感じていたんだと思いますね」。また「このままどこへ行くんだろうという気持ちも芽生えた」とした。

地方での仕事の際は、それぞれの部屋を用意されながら、あえて3人1部屋で寝泊まりしていたというほど仲が良かったという。「楽しかったですし、私たちは本当にキャンディーズが好きだったんですけれども、同時に、自分のこともちゃんと考えていこうと思っていた。もっと何かいろんな方法があったかもしれないけれど、もう、とにかく1人になって、一度区切りをつけたいという気持ちでやっていた」とした。