滝沢秀明氏(41)が代表取締役を務める芸能事務所TOBEの所属タレントが出演する初のコンサート「to HEROes~TOBE 1st Super Live~」最終公演が17日、東京ドームで行われた。開演前には所属タレント数人が出席する取材会が行われ、Number_iの岸優太(28)が持ち前の“愛され力”をかいま見せた。

取材会冒頭、これまでの公演を振り返る場面で、岸は開口一番「もう本当に久しぶりの感覚と言いますか…。悲鳴の数がすごくて」。周囲から「悲鳴!?」「事件みたいじゃん」とツッコまれ笑いを起こしつつ、「新しいジャンルの歓声が聞けたというか。(ライブ冒頭40~50分の)撮影許可とかもそうですけど、いろいろなことにチャレンジして、ファンの方が喜んでくれているのが伝わってきましたね」と真っすぐな瞳で語った。

タレントと報道陣が机を挟んで対面すると、自然と互いの間に緊張感が漂ってしまう。そんな中で、岸の発言はナチュラルに場を和ませ、雰囲気を明るくした。同取材にカメラは入っていなかったが、メディアで見せる天然ぶりやパンチの効いた言い回しは健在。終始パブリックイメージそのものの朗らかな存在感で場を盛り上げた。

特に印象的だったのは「TOBEメンバーの意外な一面」について質問された場面。岸は「三宅(健、44)くんにおすしに連れていってもらったんですけど、おごってくださったのが…(意外だった)」と、さらりと爆弾発言。いたって真剣な面持ちで「うわさでは三宅くんって割り勘するタイプって聞いてた」と続け、会場は爆笑に包まれた。

一方三宅は「ないない、そんなことないわ(笑い)!俺そもそも後輩とほぼご飯行ったことない。そんなうわさ流れようもないわ!」と笑い、関係者も「ただのうわさだと思う」と苦笑。北山宏光(38)は岸に「失礼なやつ!」とツッコみつつ「でも俺も(うわさを)聞いたことある」とうなずき、笑いを誘った。

その後、岸はやや不安げな表情で「でもすごく感謝していますしありがたいです。悪気はなかった」と弁明。三宅は「いやもう全然分かってる。岸のこと悪いなんて誰も言わないよ」と優しくフォローし、北山も笑顔でうなずいた。

北山は「岸と2人でご飯行くことはあったんですけど、数年前まではもっとしっかりしてるイメージだった。猫被ってたの?」とにやり。岸は「基本的にはしっかりしてますよ!たまにこういうミスが生まれちゃうだけ」といい、三宅に「(うっかりミスの)打率100よ」と笑顔でツッコまれていた。

取材の最後には、今後の活動について思いを語った。岸は「お客さんをもっと喜ばせることしか考えていないので」と断言。「どんどん皆さんを驚かせたり喜ばせたりしたい。まだまだ楽しみに待っていてください!」と呼びかけた。

自然体な振る舞いや“天然”な一面、真っすぐなハートの熱さで、たくさんの人をとりこにしていく。【玉利朱音】