大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)リハーサル2日目が29日、都内で行われた。会見では38度目出場の郷ひろみ(70)が今回限りで“卒業”の意向を明かし、結成20周年で6年ぶり出場のAKB48はOGとして加わる前田敦子(34)と大島優子(37)らが心境を語った。アイドル界席巻中のKAWAII LAB.から初出場のFRUITS ZIPPERとCANDY TUNEはトップバッターで臨むステージでの躍動を誓った。

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郷は会見冒頭「ご報告があります」と切り出した。「25年の紅白歌合戦で一区切りを付けたいと思っています」。今年の白組最多の38度出場。トップアーティストの突然の告白に驚きを隠せない取材陣に「紅白は特別なステージ。多くの機会をいただいて成長できる場でした。僕自身が感じたように、これからは若い人が同じような気持ちで挑戦をしてほしい。(後輩たちを)いつも応援していきたい。それが僕にできること」と理由を明かした。

紅白への終止符は、数年前から考えていた。「スタッフと話し合いを重ねて70歳になった今年かなと思ったんです」と説明した。

ラスト紅白は「僕らしく楽しく。(縦横無尽に)走るんじゃないですか」と笑顔を見せた。そして「でもね、紅白は最後だけど“郷ひろみ”として終わるわけではない。これからも歌への情熱は決して色あせないし、情熱は全く消えない。これからもファンの皆さんと同じ景色を見ていきたい」と誓った。

今年を漢字1文字で表現すると「動」という。「70歳の節目を迎え、来年でファンクラブができて55年。再来年がデビュー55年。だから、自分の中ではホップステップジャンプなんです。まだまだ動くということも込めて『ゴ~にド~!(動)』」と絶叫した。

歌唱曲は「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」。84年の初歌唱から、サブタイトルを変えながら9回目(メドレーをのぞく)。今や郷の“代名詞”とも言えるノリノリのヒット曲で自身の紅白史に幕を閉じる。【松本久】