俳優蕨野(わらびの)友也(38)が、今日23日公開の映画「怪獣天国」に主演している。“バカ映画の巨匠”河崎実監督(67)が「ゴジラ」の円谷英二監督、「ウルトラマン」の実相寺昭雄監督にリスペクトを込めて、22大怪獣が登場する。蕨野は浅草で中古レコード屋を営むシングルファーザー役。1人息子が本物の怪獣マミトラーと出会ったことから、世界中の眠っていた怪獣がよみがえり、人間界を滅ぼそうとする。蕨野に聞いた。【小谷野俊哉】
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蕨野演じるシングルファーザーの小学校4年の1人息子、健太を演じるのが黒岩紘翔(9)。亡くなった母親の思いを継いで怪獣が大好きだ。
「黒岩君が演じる息子の健太の目線は大事なことだと思うんです。大人になることって、ただ体が大きくなるとか、知識を得ることだけじゃない気がします。黒岩君は、子役という感じのしゃべりではない。彼とはカメラが回ってない時から、ずっと話をしていたんですけど、子役だからっていう意識を持っていない。むしろ作品にどう取り組んでいこうかなっていう、すごく向上心がある」
30歳近く年齢の離れた自分の息子役とも、真正面から向かい合う。
「そもそも論ですけど、僕は『ウルトラマンブレーザー』の時から、子役を子役だと思わないで接していました。対等の役者さんとして接しています。人をそういうレッテルだったり、年齢だったり、性別だったりというところで、自分の中で勝手に区別しているのをなるべくなくして生きています」
「怪獣天国」の舞台になるのは、東京の浅草。
「浅草寺に一時期すごく通っていたことがありましたね。実家は宮崎の都城なんですが、ちょっと2、3日だけ日空いたからって、里帰りしてお参りとかもできない。ご先祖様の墓参りもできないので、浅草寺がいいよという話を聞いて、家から電車で1時間くらいかけて通っていました」
年が明けて3週間がたった。
「自分で、これだけはやらないっていうのは、強いて言うなら、面倒くさいと言って目の前のことを手放したりしない。なるべくチャレンジできるようにしようと思ってます。自分が嫌だってことは、やっぱり面倒くさくて後手に回してしまう。なんでも最初にやってしまえばいい。日常で言うと、掃除とかと一緒ですね。面倒くさいところを先にやってしまうと後が楽になるよ。それを最初にやらないから大変なことになるんです」
俳優になってから、故郷の都城に1カ月間の長きにわたって滞在したことがある。
「実家に帰ったら、だいたい1週間とか10日じゃないですか。30歳をすぎたあたりで、ドラマが終わって1カ月間、全く仕事が入っていなくて実家でのんびりと。そうしたら『次のドラマが決まった』って脚本の原稿が送られて来たんですけど、印刷するとすごいページだったんですよ。それを大淀川の河原に持っていって、膨大な量のせりふをブツブツ言いながらずっと覚えていましたね」
(終わり)
◆蕨野友也(わらびの・ともや)1987年(昭62)8月4日、宮崎県都城市生まれ。06年(平18)TBS「嫌われ松子の一生」。10年TBS「オールスター感謝祭」赤坂5丁目ミニマラソン優勝。14~15年テレビ朝日「仮面ライダードライブ」。16年Vシネマ「仮面ライダーハート」主演。21年、23年、25年フジテレビ系「最高のオバハン 中島ハルコ」シリーズ。23年テレビ東京「ウルトラマンブレーザー」主演。187センチ。血液型B。



