ルヴァン杯連覇を狙う東京が苦しい。7日、一気に3選手の負傷を発表した。選手はいずれもDF陣。世代別代表にも選ばれているDFバングーナガンデ佳史扶(20)が右膝半月板損傷の手術を受けて全治約6カ月。今季加入したDF鈴木準弥(25)は右膝内側靱帯(じんたい)の負傷で全治約6週間。DF岡崎慎(22)は練習試合で左足を捻挫し、全治約4週間となった。

これだけではなく、今季の東京はけが人が続出している。4月には東京オリンピック(五輪)世代の期待の存在だったDF中村帆高が右膝半月板を損傷して長期離脱。さらに日本代表経験者のDF小川諒也も、9月に左太もも裏を負傷し、全治10週間の離脱を強いられている。

追い打ちをかけるように、ルヴァン杯準決勝と代表期間が重なった。今夏に復帰した長友佑都、さらにCBジョアン・オマリがレバノン代表に招集されて不在となった。現状、SBが本職でプレーが可能なのはDF中村拓海だけという悲惨な状況で、名古屋との10日の準決勝第2戦(味スタ)を迎えることになる。

2日の敵地での第1戦は1-3で敗戦。左SBにはCBが本職であるルーキーのDF蓮川壮大が抜てきされたが、名古屋FWマテウスとのマッチアップではさすがに後手に回った。長谷川健太監督にとっても、対処をしようにも選手がいなくては手の施しようがない。そんな苦境に陥っている。

第1戦では敗れたものの、攻撃陣はチャンスを多く作っていた。疲弊したDF陣が持ち味の堅守を見せられるかが、連覇への希望をつなぐカギになる。リーグ戦は9位と優勝は絶望的で、残されたタイトルはルヴァン杯のみ。まさに正念場だ。【岡崎悠利】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)