日本代表次期監督の最有力候補、東京オリンピック(五輪)代表(U-21代表)の森保一監督(49)が21日、J3C大阪U-23対鳥取(ヤンマー)を視察した。

 U-21代表が出場する来月のジャカルタ・アジア大会(インドネシア)に向けて新戦力をチェックした後、取材に応じ「(協会側からの)連絡は本当にきてません」と強調。「この後、電話がかかってくれば分かりませんが」と笑顔を見せながら「何が来てもベストを尽くすだけ、という考え方は変わらないです」と、正式要請があれば日本のために受け入れる覚悟を、あらためて示した。

 前日20日に日本協会の技術委員会があり、関塚隆技術委員長(57)に人選が一任された。翌朝の報道は森保氏の名前一色。「ありがたいし、光栄ではありますけど、お話しできることはなくて…」と恐縮しつつ「契約事ですし、いろんな進め方があるんだと思います」と推移を見守る姿勢を見せた。

 一方、東京五輪代表については明確に答えた。8月上旬予定のメンバー発表に向けて「ジャカルタに行きますし、今日も選考のために来ました」。オーバーエージ枠についても「ロシアW杯の最中にその話をすることはなかったですけど、打ち上げ(5日の焼き肉)では数人がアピールしてきてくれた。ありがたいし、打ち上げ自体も楽しい思いをさせていただきました」と立候補を受けたことを明かしていた。