キリン杯に出場するチュニジア代表が8日、初戦となる10日チリ戦の会場(神戸・ノエスタ)で公式練習を行った。
練習の冒頭を報道陣に公開。ウオーミングアップでも際立っていたのが、昨夏に代表デビューした2003年生まれの19歳MFハンニバル・メイブリだった。
パリFC、モナコの下部組織で育ち、世代別代表ではフランス代表としてプレー。その才能はユース年代から注目され、マンチェスター・ユナイテッド(U)、シティー、アーセナルなどの強豪による争奪戦の末、マンチェスターU入りした逸材。A代表はチュニジアを選択するとともに、マンUでは今季からトップチーム昇格を果たしている。
公開練習でピッチに出てくると約10分間のリフティング。ボールを高く蹴り上げて胸、肩で軽々とトラップ。ターンをして前を向く動きを、楽しみながら繰り返した。正方形の4つのポイントに分かれたショートパスの練習では、ボールの置き場所をチェック。左右に角度をつけたショートダッシュは一瞬でトップスピードに加速した。
アフロに近い特徴的な髪形がトレードマーク。W杯カタール大会(11月開幕)に2大会連続6回目の出場を果たしたチュニジア代表の最年少だが、抜群の存在感を誇る。ジャレル・カドリ監督は今大会を「W杯に向けたよい予行練習にしたい。我々のチームにメッシはいない。1人、1人の選手がチームのためにプレーしている」と総合力で戦う方針を明かした。
チリ戦の結果次第では、14日に日本と対戦(大阪・パナスタ)する可能性がある。チュニジアの超新星。19歳が注目される。

