福島が秋田に0-2から逆転勝ちした。前半2失点で折り返した後半6分に、12日に25歳になったFW金弘淵(キム・ホンヨン)が反撃ゴール。27分にMF橋本拓門(24)が同点にし、その5分後に金が決勝点を奪った。福島は6勝4分け5敗の勝ち点22で6位のまま。秋田は5勝1分け8敗の勝ち点16で、9位の順位は変わらなかった。
昨年とは違う攻撃力を見せつけた。栗原監督が「2点取られて3点取るのは、なかなかできることではない」と言う、後半の26分間で演じたアウェーでの逆転劇。福島の今年の得点力アップがもたらした。
2カテゴリー上、J1の神戸からFW茂木が加入して攻撃の幅が広がった。昨年の1試合平均得点0・91は12チーム中11位。今年は14日現在、同1・27で13チーム中4位につける。栗原監督は「前線の選手の質が上がった」と話す。2得点の金は「茂木さんなら、あそこに(ボールを)落としてくれるだろう」と元J1選手のパスを予測できるという。その通り、2得点は茂木のアシストを受けた。さらに「シュートの場面では、しっかり枠に飛ばそうとしている」。課題とされた、ゴール前のプレーの精度を高める意識もある。
2失点後に前線の起点を1人から2人に増やし、相手のマークを分散させる狙いで、4-5-1から3-5-2にした。試合中のシステム変更にも対応できる力が、今の福島にはある。「2点差をひっくり返して勝てたことは大きい」。金が胸を張った。【久野朗】



