J2磐田は、福岡とのJ2同士の対戦に敗れた。リーグ戦では出番のない若手を中心に臨み、前半は0-0で折り返したものの、後半23分に先制点を許してしまった。失点後は得点を奪うためにMF小林祐希(23)DF桜内渚(26)を投入したが、1点が遠かった。主力組が出場した福岡に対し、磐田は控え組で善戦したが、2回戦で姿を消すことになった。
気迫では上回ったものの、1点を奪えなかった。リーグ戦と同じ主力選手を並べた福岡に対し、磐田は天皇杯1回戦、北陸大戦と同じく若手を中心に臨んだ。今季、リーグ戦では1分け1敗と勝てていない苦手相手に若手で挑んだが、リベンジを果たせなかった。
前半9分には、MF上村岬(23)のシュートがクロスバーにはじかれ、こぼれ球をFW中村祐輝(28)がヘディングで押し込もうとするが、相手GKにクリアされた。後半23分には、左サイドを崩されるとセカンドボールへの対応が遅れ、隙を突かれて先制を許してしまった。
選手間で「切り替えよう」と声をかけあい、MF川辺駿(19)を起点に何度も攻撃を仕掛ける。さらに名波浩監督(42)はMF小林とDF桜内を投入し打開を図った。だが、最後まで決めきることができない。名波監督が、福岡の選手らの遅延行為ではないかと線審に訴えるシーンもあったが、試合終了となった。
それでも、手応えのある敗戦だった。守備では、体を張り、激しい球際で相手にペースをにぎらせなかった。福岡の井原正巳監督(47)にも「普段出ていない選手ですが、気迫や攻守の切り替え、球際の強さもあって厳しい試合になった」と言わしめた。
天皇杯は敗退したが、下を向いている時間はない。リーグ戦は、13日のアウェー金沢戦から再開する。名波監督は「(リーグ戦へ)これから(全員が)フラットなスタートラインでやっていこう」と選手間での切磋琢磨(せっさたくま)を呼びかけたという。控え選手の台頭もあり「チームの雰囲気は、今日でさらに良くなった」とも話した。この敗戦を糧とし、磐田はリーグ戦にすべてをかける。【保坂恭子】



