仙台はアウェーで鳥栖に3-2で勝利した。FWハモン・ロペス(27)がハットトリックを決める暴れっぷりで、撃ち合いを制し6戦ぶりの白星をゲットした。また、この日の勝利で来季のJ1残留も確定させた。

 残留を決める3発を決める大仕事を果たしたハモンは「うれしすぎて…」と満面の笑みを浮かべた。前半26分の先制ゴールはカウンターから冷静にゲット、2点目はMF藤村慶太(23)の高精度クロスに頭でドカン! と合わせてリードを広げた。最後はMF奥埜博亮(27)からのロングボールを受けると、相手DFもGKもかわし、見事な一撃を決めてみせた。

 自身も初、そして仙台でもJ1では初のハットトリック達成者。「相手は守備が堅く難しい試合だったし、まさか自分が(ハットトリックが)できるとは思ってもいなかった」と驚きの表情で話したが、渡辺晋(42)監督は「彼の能力の証し。仕留めきって、素晴らしい貢献だった」と絶賛。殻を破ったブラジル人ストライカーの活躍でチームも「ひと安心」の残留確定。この日の白星までチームは5戦未勝利と苦しみ、ハモン自身も不発に終わる苦悩の日々が続いていたが、トンネル脱出へ導き、チームにもサポーターにも喜びを届けた。「最近ゆっくり寝られる日がなかった。(今日の活躍の)一番のごほうびは家に帰ってよく眠ることだね」と照れた。

 残り3戦への大きな活力を得た。「残留を決め安心したし、もっと上位へいきたいと思う。そのためにも残りを全部勝つ」と頼もしい。「相手がどんな守備であろうと自分のポジションは点を取るのが仕事。仲間を信じた結果、勝つことができた。自信になったし(シーズン)最後まで勝ち続ける」。目を覚ました大砲とともに上へと突き進む。【成田光季】