◆広島ユース(C大阪入団内定)FW山根永遠(とわ、17)
来季からJ1に昇格するC大阪に新加入が内定した点取り屋。広島ユースでは絶対的エースだった。今季、高円宮杯プレミアリーグ西地区では12得点で得点ランク首位タイ。西地区優勝に導いた。東京ユースとの決勝で敗れ、準優勝に終わったJユース杯でも通算9点で大会得点王に輝いた。広島ユースの沢田監督が「身体能力が高い。スピードがあって、テクニックもあるし、体も強い。反応も良いし、ヘディングも強い」とべた褒めする逸材だ。
広島などで活躍した元Jリーガーの山根巌(いわお)氏を父に持つ。幼い頃から自然とプロサッカー選手になることを夢見た環境だった。小学校から広島の下部組織に入団し、ユースまで順調に昇格。しかし、プロの壁は高かった。トップ昇格を果たせず、Jクラブの練習に参加したり、プレミアリーグやJユース杯などの大会が「就活」の場になった。あきらめない心が実り、C大阪内定を勝ち取った。
圧倒的な存在感を見せたJユース杯では準優勝に終わった。試合後は、目に涙をいっぱいためて「得点王はあんまり意味ない。(敗戦という)結果が全て。チームとしていい結果で終わりたかった」と悔しさをぶつけた。エースとして点を取るだけでなく「勝たせること」にこだわるのも山根の魅力の1つだ。
C大阪で始まるプロ生活はまだまだ未知の世界。J3のセカンドチームを持つC大阪では実戦経験を積みやすい。山根は加入が内定した時「スタート地点に立てただけでまだ何も始まっていない。父を超えられるようにC大阪で毎日努力し続け、支えてくれた方々に1日も早くいい報告ができるように頑張る」とコメントしている。20年東京五輪世代でもある。元日本代表FW柿谷ら先輩の長所を吸収して、さらに成長して欲しい。【小杉舞】
◆山根永遠(やまね・とわ)1992年(平4)2月5日、広島県生まれ。広島ジュニアからジュニアユースを経て、ユースまで昇格。17年からはC大阪でプロ生活をスタートさせる。16年度の高円宮杯プレミアリーグ西地区、Jユース杯得点王。167センチ、67キロ。



