リーグ戦5連敗中の北海道コンサドーレ札幌は今日25日、首位の柏レイソルと敵地で対戦する。ぎりぎりJ1残留圏内の15位をキープも、16位大宮とは勝ち点1差、17位広島とも同2差。正念場の試合に、右足首痛で前節鹿島戦(カシマ)でメンバーを外れたMF横山知伸(32)が、戻って来る。「前線からのプレスが早く、首位だなという部分はある」と相手の力を受け止めつつも「気持ちの面やスピードで対抗したい」と、番狂わせに燃えた。

 契約上、出場出来なかった先月6日の大宮戦(札幌ドーム)を除いて、開幕から14試合中13試合に先発フル出場し、最後列を統率した。故障で欠場した前節、チームは0-3で鹿島に完敗。トンネルを抜け出せないまま、21日の天皇杯では社会人チームに黒星を喫し、浮上のきっかけをつかめずにいる。

 長いリーグ戦も、残り2試合で折り返しを迎える。残留圏内の15位を守れるか、踏ん張りどころだ。「あと1歩、寄せの甘さがあるから(得点を)決められる。簡単ではないけれど、ネガティブにならないように。この悪い流れを早く断ちきりたい」と、連敗脱出を見据えた。【中島宙恵】