札幌が敵地で勝ち点3を挙げ、01年以来16年ぶりのJ1残留を決めた。

 前半11分、MF石川直樹(32)の左クロスをFWジェイ(35)がファーサイドからヘッドで押し込み先制。清水は32分、ゴール前の浮き球にFW金子翔太(22)が飛び込み、札幌Gク・ソンユン(23)がボールを落としゴールに転がり入るも、金子の左肘がクの左腕をはたいており、ファウルとなった。

 同39分、札幌はMFチャナティップ(24)が左サイドから持ち込み、MF兵藤慎吾(32)、DF福森晃斗(24)とつなぎ、最後は右からジェイが左足で流し込み追加点を挙げた。同42分にDF河合竜二(39)が接触プレーで左足首を負傷しDF進藤と交代も、前半は札幌が2点リードで折り返した。

 清水は後半21分、右クロスをFW金子がヘディングで合わせるも、GKクの正面をつきノーゴール。札幌は途中からMF稲本潤一(38)、終了間際にはFW内村圭宏(33)を投入して逃げ切った。

 札幌は勝ち点を37に伸ばし、降格圏の16位甲府に勝ち点10差をつけ、2試合を残し、来季18年のJ1残留を決めた。札幌のJ1残留は元日本代表監督で日本協会副会長の岡田武史氏(61)が指揮を執った01年以来2度目。清水は7戦勝ちなしとなった。