横浜F・マリノスが20日、横浜市内で22日のアウェー・ジュビロ磐田戦(ヤマハ)へむけて調整した。6対6のミニゲームやシュート練習のほか、守備陣の守り方の確認などで約1時間半、汗を流した。

チームの勝ち点は29で、J1参入プレーオフに回る16位柏と同じ。自動降格圏の17位G大阪とはわずか2差となっている。前節浦和戦は終始ボールを握り、相手の倍近いシュートを放つなど、決して悪い内容ではなかった。日本代表MF天野純(27)は「勝てていないので、(状態は)いいとは言えない。ここでバラバラになっちゃいけないし、に一致団結してやっていきたい」と力を込めた。

磐田には、長く横浜の象徴として活躍し、16年オフに移籍したMF中村俊輔(40)が所属しており、前節に左足のけがからリーグ戦17試合ぶりに先発復帰していた。天野は、中村と同じ左足から放つ正確なFKが得意で、そのフォームも似ていることから“中村2世”と呼ばれている。5月のホームでの対戦では中村がベンチ外となったことで対決は持ち越しとなっており、22日に今季初のレフティー対決が実現する可能性が高まっている。天野は「比較されるところまできたというのが光栄。むこうは何とも思ってないと思いますけど、僕個人としては憧れの選手。結果を出して勝てたらいいなと思います」と意気込んだ。