川崎フロンターレMF下田北斗(27)が古巣湘南ベルマーレとの対決に闘志を燃やした。チームは24日、神奈川・川崎市内で26日のアウェー湘南戦に向け調整した。今季、湘南から加入した下田は、15日の札幌戦でリーグ初出場初先発し1得点。22日の名古屋戦も先発出場している。

古巣との対戦に「湘南はやることは変わらないし、ぶれない。僕たちもぶれずに、自分たちらしいサッカーをして勝てれば。公式戦の場で真剣勝負はなかなかない。やるからには負けたくない」と話した。

前2試合は高い位置でボールを奪ってからの速い攻撃で快勝。下田は「湘南相手に、それがすべてうまくいくか分からないけど、相手の攻撃の組み立てを常に狙っていくのは大事」と見据える。

湘南は、J1全チームで一番の走行距離を誇り、下田も昨季まで古巣で走力が鍛えられてきた。名古屋戦では、チーム1位の11・407キロを走り、攻守でのハードワークが光った。

下田は「距離はもうちょっと、出そうですね」とコンディションが上昇気流に乗っていることを明かし「球際では負けたくない」とキッパリ。得意のミドルシュートやセットプレーでのキッカーでも存在感を示す。